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エリザベス 2世の肖像 Part 2

エリザベス2世の肖像をあしらった紙幣の収集はその経験を問わず、いかなる収集家にとっても大いにやりがいのあるものであると言える。『女王の紙幣』収集には様々な面があり、数多くの収集家たちがざっくばらんに、だが親しみを込めてこの収集分野について。語っている 29の国と地域、紙幣発行期間中に名称が変わった場合を含めると33の国と地域で女王の肖像をあしらった紙幣が発行されており、発行を念頭に見本、プルーフ紙幣、モックアップを作成したものの発行には至らなかった場合を含めると現在35の国と地域に及んでいる。女王の肖像は、王女時代の肖像から現在の女王としての肖像まで、その治世にわたって何度も変化している。現在でも15ヶ国において何らかの形で女王の画像をあしらった紙幣の発行・流通が行われている。現在の貨幣収集の世界において、このテーマより大規模で、多様性に優れ、またほぼ間違いなく美しいものはないであろうし、今後もこのようなテーマが現れることはないであろう。ラッセル・ウォラー

元の肖像の撮影: 1952年頃
撮影者: ドロシー・ワイルディング
ハケアの葉があしらわれた中にジョージ4世・ステート・ダイアデムを身に着けた女王の横顔が描写されているこの浅浮き彫りは、当初1953年10月に発行された、オーストラリア1ポンド紙幣で使用されている。

元の肖像の撮影: 1952年頃

撮影者: ドロシー・ワイルディング

この肖像が使用されているもの:

Australia P-30 and 34

肖像 6a

元の肖像の撮影: 1951

撮影者: Yousuf Karsh

Engraver: George Gundersen

この彫刻の第1のバリエーションでは女王の髪が一部「悪魔の頭部」のように見える。

この肖像が使用されているもの:

Canada P-66 to 73

肖像 6b

第2のバリエーションでは修正を行い、女王の頭髪からその問題となったパターンを削除している。

この肖像が使用されているもの:

Canada P-74 to 84

Date of Original: Portrait: 1952

撮影者: Dorothy Wilding

女王のこの横顔は、伝統的に君主の横顔をあしらう硬貨での使用に特化して用意された肖像だと思われる向きがあるかもしれない。

だが、この肖像の利用を決定した発行機関ではそれ以前にジョージ5世やジョージ6世の横顔をあしらったデザインを使用していた。トーマス・デ・ラ・ルーによるデザインをエリザベス2世の治世でも踏襲するため、女王の適切な横顔が必要であったのである。

この肖像が使用されているもの:

Seychelles P-11 to 13, Falkland Islands P-7 to 11

肖像 8a

ジャマイカとバハマの紙幣では、女王の肩は露出されており、ネックラインも深くなっているが、東アフリカ通貨委員会の紙幣では、肩やネックラインは露わになっていない。ジャマイカとバハマの紙幣は女王の最も女性的な側面を描写している。これらの肖像では、女性性が第一で、女王であることはその次である。しかしながら、これらの画像における女王の美しさは彫刻者によって強調されたものである。基となった肖像も大変美しく描写されたものではあるが、女王の王としての風格を表現したものであり、顔の特徴はおそらくそれほど際立ってはいない。

この肖像が使用されているもの:

East African Currency Board P37 to 49, Jamaica P-48, Bahamas P-17 to 41

 

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